Amazon SES
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Amazon SES(Simple Email Service)は、AWS が提供するメール送信サービスです。信頼性・拡張性が高く、大量のメールを安全に送ることができるため、マーケティングメールや通知メール、トランザクションメールの配信に適しています。
🔧 主な機能
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機能 説明
✉️ メール送信 SMTP・API経由でメールを送信できます。
📩 メール受信 独自ドメインを使って受信したメールをS3やLambdaに転送できます。
📊 メール送信結果の取得 送信成功・バウンス・開封などのレポートをSNSやCloudWatchで取得可能。
✅ DKIM/SPF対応 なりすまし防止のための署名・認証が可能。
🔐 認証とセキュリティ
ドメインの検証: 独自ドメインから送信するためにはDNSで検証(SPF/DKIM設定)。
IAMポリシー: 他のAWSサービスやユーザーがSESを利用できるように権限管理。
送信クォータ: 新しいアカウントは「サンドボックスモード」で制限がかかっており、本番運用には申請が必要。
📤 メール送信方法
1. SMTPインターフェースを使用
code:bash
smtp.mail.us-east-1.amazonaws.com
ポート: 587 (STARTTLS) または 465 (SSL/TLS)
2. API経由で送信(AWS SDK or HTTPリクエスト)
code:typescript
// AWS SDK (Node.js)
const ses = new AWS.SES();
await ses.sendEmail(params).promise();
💰 料金体系(2025年時点の概要)
送信メール: 送信 1,000通あたり 約0.10 USD(EC2からなら62,000通まで無料)
受信メール: 無料枠あり、以降はS3転送やLambda実行に応じて課金
データ転送量: 大量メール送信に伴うネットワーク料金が発生する可能性あり
✅ SESの活用例
ユーザー登録時の確認メール(トランザクションメール)
定期配信のニュースレター(マーケティングメール)
システム通知(例:パスワードリセット、請求書送付)
🛠️ 他のサービスとの連携
Amazon S3:受信メールを保存
AWS Lambda:受信メールを処理
Amazon SNS:バウンスや苦情の通知
CloudWatch:モニタリングとアラート
EventBridge:バウンス等をイベント駆動で処理
💡注意点・ベストプラクティス
サンドボックスからの移行申請は早めに行うこと(本番送信前)
バウンス率や苦情率が高いと、SESアカウントが制限・停止される
メール内容がスパムフィルターにかかりやすい場合は、件名・本文・送信ドメインを見直す